旧高根村(岐阜) 一ノカイ山1287m) 2019年11月3日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 12:53 林道−−13:01 一ノカイ山−−13:09 林道

場所岐阜県高山市
年月日2019年11月3日 日帰り
天候
山行種類藪山
交通手段マイカー
駐車場林道カーブに駐車スペースあり
登山道の有無無し
籔の有無山頂付近は低い笹藪
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメント旧高根村/旧朝日村/旧久々野町の地形図記載の山では最後の山。高山〜塩尻間直流送電線工事により再整備された林道を利用。日曜日は工事はやっていないようで工事車両は皆無。山頂付近は低い笹に覆われるが角助山の笹とは比較にならないほど障害の度合いは低い。山頂は平坦で明瞭な高まりは無いが山頂標識あり。樹林で展望無し




一ノカイ山に達する林道入口。工事はお休みで入らせてもらう 工事の残土置場の地図
山頂東側の林道分岐。DJF氏はここを下った 南尾根カーブに駐車
南尾根。土の法面から取りつく 最初は藪無しの快適な尾根
標高1240m付近から笹が登場。山頂まで続く 一ノカイ山山頂。平坦で明確な高みは無い
唯一の山頂標識 車に戻る


・一ノカイ山は今は高山市と合併となった旧高根村/旧朝日村/旧久々野町の地形図記載の山で最後の未踏の山。地形図を見ると山頂付近に車道が通っているのでそれを利用すれば簡単に登れそうだし、藪があっても短距離で済みそう。ネットで検索すると例のごとくDJF氏の記録が検索結果のトップ3に入っていたので拝借。氏は2011年11月に東の池ヶ洞集落から登っていて、林道起点に車止めがあって歩いたとのこと。一ノカイ山は相当マイナーなようで、山頂に登頂した記録はDJF氏のものだけで、他には登頂できなかった記録が1件あるだけ。里に近い山でこれだけ情報が少ないのは珍しい。

・地形図を見ると林道は西側の中之宿集落からも続いていて、こちらには車止めが無い可能性もあるため現地で確認することに。何せ風邪で熱が出て調子が悪いので、できるだけ歩きは避けたい。午前中の角助山だけで十分だ。本当は今回は一ノカイ山は諦めて帰ろうかと思ったが、唯一の未踏を残したままというのも気持ち悪る過ぎるし、このエリアは車でのアプローチが悪いので片付けるチャンスがあった時にやっつけるのが得策。

・国道361号線で中之宿集落に向かい、対岸に渡る橋を探すが少なくとも車両が通行可能な道は存在しなかった。地形図の道は車が通れる道ではなく人間しか通れない道らしかった。こうなると池ヶ洞集落から歩いた方がずっと林道歩きが短距離なのでそちらに向かうことにした。

・池ヶ洞集落に至る道を走っていると送電線が見えた。これは昨年から工事現場をたびたび見てきた高山〜新信濃変電所を結ぶ直流送電用。既に電線が張られていた。直流なので2本1組で2系統あった。しかし避雷針代わりの架空地線が無い。落雷対策は大丈夫なのだろうか?

・池ヶ洞集落に入り、そのまま直進すると目的の林道入口に達する。DJF氏が登った時には未舗装で鎖の車止めがあり、この先は道が荒れて通行不能との案内がぶら下がっていたそうだが、今はなんとピカピカの舗装道路に変身していた。先ほど見た直流送電用鉄塔工事の影響だ。こんなところまで工事をやっていたのだ。DJF氏が歩いた下に向かう林道には車止めは無く問題なく進めそうだが、地形図を見ると右に登る林道は一ノカイ山直下を通る林道に繋がっておらずどん詰まりだが、一ノカイ山から東に延びる尾根に付けられているので標高差を損しなくて済むし、この林道終点から一ノカイ山直下を通る林道まで僅かな距離なのでもし藪漕ぎとなっても大したことはないだろうと判断し、直進方向の林道へ入ることに。ただし、こちらは手でどかせる車止めで立入禁止となっているが、これは送電鉄塔工事の邪魔になるからであろう。幸い、今日は日曜日で工事はやっていない模様。もし工事をやっていればこの車止めはどかされて工事車両が入れるようになっているだろう。今のタイミングなら問題なさそうなので、車止めを手でどかして車で入った。もちろん車止めを戻すのは忘れない。

・林道は登りの傾斜がきつい区間は舗装で、傾斜が緩んでからはダートに変わるが、路面状況はすこぶる良好。道幅も広い。地形図に出ている林道分岐は左に入り、尾根の北側を巻きながら西に進んでいく。地形図では1217m峰西側鞍部で林道終点となっているが、実際には林道はさらに続いて一ノカイ山直下を通る林道に繋がっていた。ラッキー! こちらもDJF氏が歩いた時より道は格段に良くなって、新しいカーブミラーやすれ違いのための退避場所の案内が設置されていた。

・標高1200mで林道が分岐し、そこに挟まれた尾根を登れば一ノカイ山で、DJF氏は帰りはここを降りてきたが、このまま林道を進んで南尾根を回り込む箇所から取りついた方が標高を稼げるので直進。右に分岐する林道はDJF氏の頃から変わらぬ廃林道のままだった。

・地形図通り南尾根を回り込む箇所が林道最高点で、その先は下りに変わっていた。ちょうどカーブに駐車余地があったので車を置いて南尾根を登る。斜面側は土の法面だが土に埋まった石がいい感じのステップになってよじ登ることができた。

・尾根は全体的に唐松植林帯。尾根下部は笹は無く歩きやすいが、標高1240m付近から笹が出現。最初は膝程度の高さで歩きやすいが、高度を上げると腰くらいの高さに変わり、密度もそれなりに濃くなってくる。それでも角助山と比較すれば天国だが。

・山頂部は平坦で顕著なピークは存在しない。三角点も無いのでどこが山頂なのかGPSが無いと正確には分からないが、どこも同じような高さなので細かな位置は気にする必要はないだろう。手製の小さな標識がかかった場所を山頂としていいだろう。山頂部も笹と唐松植林に覆われて展望無し。

・帰りは往路を戻る。体調不良の中、想定外に楽をして登れて助かった。

 

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